キッコーマン、ウィスコンシン州に米国第3工場を開設、北米でのしょうゆ生産体制を強化

(米国)

シカゴ発

2026年09月25日

キッコーマン(本社:千葉県野田市)は9月18日、ウィスコンシン州ジェファーソンに米国第3の生産拠点となる新工場を開設し、グランドオープニング式典を開催した。茂木友三郎取締役名誉会長、山田重夫・駐米日本大使、ウィスコンシン州のトニー・エバース知事(民主党)、ウィスコンシン州経済開発公社(WEDC)のジョン・W・ミラー長官兼最高経営責任者(CEO)をはじめ、日米の関係者が出席した。

ジェファーソン工場は、1973年に出荷を開始した同州ウォルワース工場、1998年に稼働したカリフォルニア州フォルサム工場に続く米国3カ所目の生産拠点で、キッコーマン・グループとしては海外9カ所目のしょうゆ生産拠点となる。

約100エーカー(約40万5,000平方メートル)の敷地に、約24万平方フィート(約2万2,300平方メートル)の施設を整備した。2024年4月に建設を開始し、2026年5月にしょうゆの醸造を開始、10月から製品の出荷を開始する予定。

キッコーマンは1973年、海外初のしょうゆ生産拠点としてウィスコンシン州ウォルワース工場から出荷を開始して以来、50年以上にわたり同州で事業を展開してきた。WEDCは、ジェファーソン新工場と既存のウォルワース工場への投資を合わせた総額8億ドル規模の事業に対し、雇用創出や設備投資の達成状況に応じて最大1,550万ドルの税制優遇措置を提供する。両拠点で80人以上の新規雇用創出が見込まれている。

今後10年間で約5億6,000万ドルを投資し、しょうゆと、しょうゆ関連調味料を生産する。北米におけるしょうゆ需要の拡大を背景に、同社最大の海外市場である北米での供給体制を一層強化する。茂木名誉会長は今後の北米市場について、「20年ぐらいで生産量が倍になる可能性がある」との期待を示した。

エバース知事は、「今回の投資は、ウィスコンシン州での事業展開を検討する企業にも大きな影響を与える。同州は食品・飲料や先端技術産業の重要なハブであり、キッコーマンとの関係が新たなチャプターに入ることを楽しみにしている」とコメントした。

写真 式典でのテープカットの様子(ジェトロ撮影)

式典でのテープカットの様子(ジェトロ撮影)

写真 ウィスコンシン州トニー・エバース知事のあいさつ(ジェトロ撮影)

ウィスコンシン州トニー・エバース知事のあいさつ(ジェトロ撮影)

(塩野達彦)

(米国)

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