インドの8月貿易収支、輸出拡大と金輸入減少で赤字幅が縮小

(インド)

ムンバイ発

2026年09月28日

インド商工省(MoCI)が9月15日に発表した「貿易統計(速報値)」PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)によると、2026年8月の貿易収支(サービスを除く)は約268億5,942万ドルの赤字で、3カ月ぶりに赤字幅が縮小した(添付資料図参照)。輸出は438億1,092万ドル(前年同月比26.1%増)、輸入は706億7,034万ドル(14.1%増)とともに前年同月を上回った。

輸出の増加は、最大の輸出品目であるエンジニアリング製品123億1,981万ドル(前年同月比24.9%増)や石油製品68億786万ドル(63.3%増)、電子機器55億5,309万ドル(89.8%増)、有機・無機化学製品27億9,910万ドル(16.4%増)などの伸びによるものだ。一方、輸入の増加は、石油製品166億8,773万ドル(25.8%増)、電子製品136億5,763万ドル(40.5%増)、電気・一般機械57億751万ドル(10.9%増)が大きく影響した。一方で金の輸入額は22億9,811万ドル(57.8%減)と大きく減少しており、貿易赤字縮小の要因となった。

商工省のラジェシュ・アグラワル商務次官は、「輸出の顕著な伸びは、エンジニアリング製品、石油製品、化学品、繊維製品などの多岐にわたる品目での増加に加え、米国、EU、BRICS諸国、その他新興国からの需要拡大によって牽引されている」と指摘している。また、貿易赤字拡大の要因となっている輸入の急増については、「主に国内経済の力強い拡大、エネルギー需要の増加、製造業の急成長を維持するために必要な中間財の輸入増加によるものだ」と述べている(「ニュー・インディアン・エクスプレス」紙9月15日)。

(野本直希)

(インド)

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