中国ウィーライド、デンマークでロボタクシー展開へ

(中国、デンマーク)

広州発

2026年08月12日

中国の自動運転技術の開発を手掛ける文遠知行(ウィーライド)は8月3日、デンマークの電動カーシェアリング事業者グリーンモビリティー(GreenMobility)との戦略的提携を発表した。両社は、デンマーク初となる商業用自動運転モビリティーサービスプロジェクトを共同で展開する。

ウィーライドが発表した計画によると、両社はデンマーク道路管理局やデンマーク交通管理局などと連携し、実証実験と導入を段階的に進める方針だ。関係当局の承認取得後、2027年上半期(1~6月)中に一般利用者向けの商業的な自動運転配車サービスの開始を予定しており、利用者はEUの規制に適合したウィーライドのL4(注)自動運転車両「ロボタクシー GXR」を利用できることになる。今回の提携では、ウィーライドのL4自動運転技術と、グリーンモビリティーの現地でのカーシェアリング運営ノウハウを組み合わせることで、サービス展開の効率化を図る方針だ。

ウィーライドによると、デンマークはデジタルインフラの整備が進み、電気自動車(EV)の普及率も高いことから、北欧における低環境負荷モビリティーの発展を代表する市場の1つと位置付けられている。また、先進的な規制環境を備えていることから、自動運転サービスの本格展開に向けた良好な条件が整っているという。

ウィーライドは6月にスペイン・マドリードおよびスイス・チューリヒでロボタクシーサービスの展開を相次いで発表しており(2026年6月5日記事2026年6月24日記事参照)、今回のデンマーク進出は欧州で6カ国目の市場展開となる。また、同社はウーバー(Uber)やグラブ(Grab)などの国際配車プラットフォームに加え、欧州や中東の地域事業者とも提携し、「プラットフォーム+現地運営パートナー」による事業モデルを構築している。同社の自動運転事業は世界40都市以上で展開。L4自動運転車両の運行台数は3,000台を超えており、8カ国で自動運転関連ライセンスを取得しているとしている。

(注)中国工業情報化部による「汽車駕駛自動化分級(自動車運転自動化分類)」の国家標準で、自動運転レベルの1つ。L0からL5まで6段階あり、L4は高度自動運転と定義されている。

(黄子珊)

(中国、デンマーク)

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