中国ウィーライド、マドリードでロボタクシー展開へ、世界12都市目
(中国、スペイン)
上海発
2026年06月05日
自動運転技術の開発を手掛ける文遠知行(ウィーライド)は6月2日、米国の配車サービス大手ウーバーと共同で、スペインのマドリードで同国初の商用ロボタクシーのパイロットサービスを試行すると発表した。2026年内にも開始する予定で、同社のロボタクシーサービスの展開は広州市、北京市、シンガポール、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビとドバイ、サウジアラビアのリヤド、スイスのチューリヒなどに続く12都市目となる(2025年12月18日記事参照)。
利用者はウーバーのアプリを通じ、ウィーライドのロボタクシーを配車できる。サービス開始当初は安全確保のため、専門訓練を受けた添乗員を配置するが、運用実績の積み上げと重要指標の達成の段階を踏み、将来的に完全無人への移行を目指す。また、数百台規模のロボタクシーを導入するほか、運用エリアもマドリードの中心部をカバーできるよう拡大する予定だ。運転車両にはウィーライドの自動運転技術が搭載され、日常の運営はモビリティファイナンス企業Moove Cars傘下のAVOMO社が担当する。
ウィーライドとウーバー両社は2025年5月、今後5年以内に世界15都市で新たにロボタクシーサービスを展開する計画を公表していた。マドリードでの導入が実現すれば両社によるロボタクシーサービス展開の4都市目となり、残りの11都市は2030年までに順次展開し、合計で数万台規模のロボタクシー配置を目指す。
ウィーライドの2026年第1四半期(1~3月)決算によると、売上高は前年同期比58%増の1億1,400万元(約26億2,200万円、1元=約23円)と急成長し、同社ロボタクシーの中国国内の登録ユーザー数も約2倍に拡大している。同社は現在、世界で約1,300台のロボタクシーを運用しており、今後5年間でロボタクシーを含む自動運転車両を20万台規模に拡大する方針だ。
(劉元森)
(中国、スペイン)
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