中国ウィーライド、配車大手ウーバーとスイスでロボタクシー事業を2026年内に開始へ
(中国、スイス)
広州発
2026年06月24日
中国の自動運転技術のスタートアップ企業ウィーライド(WeRide、本社:広東省広州市)は6月17日、米国の配車サービス大手ウーバー(Uber)と共同で、スイスのチューリッヒで「ロボタクシー(Robotaxi)」サービスを2026年内に開始する計画を発表した。
同プロジェクトは、スイス連邦道路局(FEDRO)の支援の下で進められており、規制当局の承認を取得後、2026年内にも正式にサービス開始となる見込みだ。サービス開始後、利用者はウーバーのアプリを通じて、ウィーライドのロボタクシーを呼び出せるようになる。
ウィーライドは、スイスにおいて自動運転サービスの実証および商業化展開を先行して進めてきた。2025年1月にはチューリヒ空港に自動運転バスの「ロボバス(Robobus)」を導入し、欧州初の空港向け自動運転プロジェクトとして前席無人での商業運行を実現した。また、同年11月にはロボタクシーがスイス初となる完全無人運行の許可を取得し、スイス公共交通研究所(STL)およびスイス連邦鉄道(SBB)と連携して試験運行を実施してきた。
今回のチューリヒでのプロジェクトでは、現地のモビリティー・物流事業者であるRyderaが車両の運営管理を担う。車両投資や運行管理能力を有する現地企業との連携を通じて、ライトアセット型の運営戦略のもと、サービス展開の効率化を図る方針だ。
ウィーライドとウーバーは2024年12月以降、中東の複数都市でもロボタクシーサービスを展開し、アブダビとドバイでは完全無人運行による商業サービスを開始しているなど(2026年4月10日記事参照)、さらなるグローバル展開に向けた実績および運営ノウハウの蓄積を進めている。
ウィーライドとウーバー両社は2025年5月に、5年以内に世界15都市で新たにロボタクシーサービスを展開する計画を公表したが、今回のチューリヒでの導入が実現した場合、15都市のうち5都市で展開を実現したことになり、欧州市場ではスペインのマドリードに続く2都市目となる(2026年6月5日記事参照)。
(黄子珊)
(中国、スイス)
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