米アイオワ州連邦上院選世論調査は、共和党候補がわずかに優位
(米国)
調査部米州課
2026年08月07日
米国マサチューセッツ州ボストンのエマーソン大学は8月6日、アイオワ州での11月の中間選挙に関する世論調査結果(注1)を発表
した。連邦上院選挙を想定した問いでは、ドナルド・トランプ大統領が支持を表明している共和党候補のアシュレー・ヒンソン連邦下院議員(現職)の支持率が48%と、民主党候補ジョシュ・トゥレク州下院議員(45%)を3ポイント上回った。
一方、州知事選挙を想定した問いでは、民主党候補のロブ・サンド州監査官の支持率が48%と、共和党候補ザック・ラーン氏(農家)を5ポイント上回った。
同大学世論調査のエグゼクティブディレクターのスペンサー・キンボール氏は、「アイオワ州で民主党候補の支持を押し上げているのは無党派層だ」と指摘し、「(無党派層では)サンド氏がラーン氏を58%対32%で26ポイントの差をつけ、トゥレク氏もヒンソン氏に49%対38%で11ポイントの差をつけてリードしている」「エマーソン大学の調査では、この層は2024年の大統領選挙でトランプ氏を約17ポイント差で支持していた。トランプ氏の支持者のうち約10人に1人が、民主党のサンド氏を支持すると回答した」と述べた。
民主党のトゥレク氏は6月の予備選挙において、進歩派のザック・ワールズ州上院議員に快勝した。この一戦は、民主党の方向性を巡る代理戦争との見方もあったが、上院院内総務チャック・シューマー氏(ニューヨーク州)が支援したトゥレク氏が勝利した(議会専門紙「ザ・ヒル」8月6日)。
テキサス州連邦上院選の世論調査で、民主党候補がわずかに優位
テキサス・サザン大学が7月下旬に実施した世論調査(注2)によれば、テキサス州の連邦上院選挙を想定した問いでは、民主党候補のジェームズ・タラリコ州下院議員の支持率が47%だった(2026年7月31日記事参照)。これは、トランプ氏が支持する共和党候補のケン・パクストン州司法長官(45%)をわずかにリードする結果だ。
また、州知事選挙を想定した問いでは、共和党の現職グレッグ・アボット知事の支持率が49%と民主党候補のジーナ・ヒノホサ氏(43%)を6ポイント上回る。
民主党上院選挙委員会(DSCC)は7月28日、アイオワ、テキサスを含む10州を対象として、11月の中間選挙での連邦上院の過半数奪還計画を発表した(2026年7月31日記事参照、注3)。
州知事選の動向は2026年4月22日付地域・分析レポート、上院選の動向は2026年7月3日付地域・分析レポート参照。
(注1)実施時期は2026年8月2~4日。対象者は、アイオワ州の投票予定者712人。
(注2)実施時期は2026年7月27~30日。対象者は、テキサス州の投票予定者1,200人。
(注3)民主党下院選挙委員会(DCCC)は8月5日、連邦下院の多数派となるべく獲得を目指す「激戦区」リストに12の選挙区を新たに追加したことを発表した。対象の選挙区は計58となる。新規の12選挙区:アーカンソー州第2区、コロラド州第3と第4区、フロリダ州第12区、インディアナ州第5区、ノースカロライナ州第9区、ネブラスカ州第1区、ネバダ州第2区、ニューヨーク州第1と第21区、テネシー州第9区、テキサス州第23区。
(松岡智恵子)
(米国)
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