日英政策の具現化に向け、英国主要大学との協業・技術連携推進のイベントをロンドンで開催

(英国、日本)

イノベーション部プロモーション課

2026年07月03日

ジェトロは6月11日、英国政府、在英国日本大使館、経済産業省と共催で、日英の技術連携強化を目的とした「Japan-UK Tech Innovation Partnership」イベントをロンドンで開催した。本イベントは、ロンドン・テック・ウィーク(6月8~12日)の開催に合わせて、ジェトロの国際協業連携事業「J-Bridge」の一環として実施。また、6月14日の日英首脳会談で発表された日英フロンティア・テクノロジー・パートナーシップの趣旨に沿うかたちで開催された(2026年6月17日記事参照)。

本イベントは、日英の最新のイノベーションや産業政策の共有、英国のイノベーション・エコシステムの中核となっている主要大学やイノベーション支援機関の取り組みの周知、それら英国を代表する大学(添付資料表参照)と日本企業との協業連携協議の深化、および日英関係者のネットワーク強化を目的に実施され、日英企業・大学関係者など約150人が参加した。当日は、英国から対日特使のデビッド・テイラー下院議員やマシュー・コリンズ国家安全保障副補佐官、サム・リスター・ビジネス貿易産業戦略担当副次官らが参加し、日本からは池上正喜在英大使館次席公使、福本拓也経済産業省審議官らが参加した。

イベントの冒頭のあいさつで、テイラー議員は、「私たちが目指しているのは、単なる交流ではなく、実際に成果を生む実践的なパートナーシップであり、人工知能(AI)、量子、サイバー、通信、イノベーション、原子力といった重要分野で、日英の強みを組み合わせることで世界的な競争力を高めることである」と述べた。本イベントがピッチ、ビジネスマッチング、共同研究の機会を生み出し、長期的な協力へとつながる重要なステップであるとし、日英連携の基盤をさらに発展させ、具体的な成果、パートナーシップ、経済効果につなげることへの期待を強調した。

また、後段のあいさつにおいて、リスター副次官は、25年6月に発表された英国現代産業戦略(2025年6月25日記事参照)において、両国の歴史・価値観・技術力など多くの点で深い共通基盤を有する日本が最初のパートナーとなった点を強調した(日英産業戦略パートナーシップ、注)。日英が連携する領域として、(1)投資・成長機会の共創、(2)サプライチェーン上の安全保障、(3)イノベーションの3つを上げた。

イベントでは、日本企業5社が技術ニーズや共同研究テーマを提示するリバースピッチを行うとともに、英国の大学の技術移転機構(TTO:Technology Transfer Office)や学内ベンチャーキャピタル(VC)、イノベーションパークの計10機関がそれぞれの機能、研究シーズや共同研究に関するピッチを行った。さらに、参加者間のネットワーキングおよび日本企業・英国大学間の個別ミートアップも併催し、具体的な連携に向け、約40件の商談が行われた。

写真 産学官関係者によるフォトセッション(ジェトロ撮影)

産学官関係者によるフォトセッション(ジェトロ撮影)

写真 ネットワーキングの様子(ジェトロ撮影)

ネットワーキングの様子(ジェトロ撮影)

(注)日英産業戦略パートナーシップは、2025年3月7日に行われた第2回日英戦略経済貿易政策対話外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで発表された。

(蒲田亮平、古川紗良)

(英国、日本)

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