ペルー大統領選、ケイコ・フジモリ氏が4度目の立候補で当選
(ペルー)
リマ発
2026年07月06日
ペルー選挙審議会(JNE)は7月3日、ペルー大統領選挙の決選投票に関する最終結果を公表した。ケイコ・フジモリ氏が当選した(2026年7月3日付選挙審議会決議1625-2026-JNE)。ジェトロが調べたところ、ケイコ・フジモリ氏と対抗馬のロベルト・サンチェス氏の得票数は選挙管理委員会(ONPE)の最終集計データと同じだった(2026年7月3日記事参照)。
フジモリ氏は、4度目の立候補で、ペルー独立後、国民による直接投票で選出された大統領としては初めての女性だ(注)。また、日系人の大統領としては、2024年に死去した父親の故アルベルト・フジモリ元大統領に次いで2人目となる(2024年9月12日記事参照)。
JNEによる結果公表を受けフジモリ氏は同日、リマ市内で記者会見を行い、「今日からペルーの新時代が始まる。責任、対話、結果を重視して国民のために奉仕する政府をつくり、国民に信頼される行政を復活させたい。7月28日に大統領に就任後、政策課題へ速やかに取り組むため、本日より次期大統領事務所を設け、新政権発足に向けた準備を進める」と発表した。
一方、サンチェス氏は地元ラジオ局のインタビューに応じ「JNEに在外投票の一部無効化などを要求しているにもかかわらず、それに応じることなく最終結果を公表することは理解できない」とコメントしている。JNEは無効化申請が必要条件を満たしていないため応じられないとしている。
JNEのロベルト・ブルネオ会長も同日、リマ市内で記者発表を行い「民主主義は投票日だけで成り立つものではない。選挙結果の尊重や選挙関係機関が機能することで成立する。今日発表した選挙結果の決議が選挙プロセスの終わりとなるのではなく、対話、安定性、国への約束に基づく新しい時代の始まりになることを期待する」と述べ、サンチェス氏や支持者らに冷静な対応を呼びかけた。
(注)2022年12月から2025年10月まで務めたディナ・ボルアルテ元大統領は選挙を経ていない暫定大統領だった。
(石田達也)
(ペルー)
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