ペルー大統領選挙はフジモリ氏が当選確実、米国政府と国際機関が祝意を表明
(ペルー、米国)
リマ発
2026年07月03日
ペルーの選挙管理委員会(ONPE)は6月29日、6月7日に実施された大統領選挙の決選投票の集計作業を終えた。選挙審議会(JNE)による集計結果の最終審査の段階に入っている。ONPEの集計データをジェトロが調べたところ、開票率100%でケイコ・フジモリ候補の獲得票数が922万3,396票、ロベルト・サンチェス候補が917万3,755票だった(注)。フジモリ氏の得票数が4万9,641票上回り、当選確実の情勢となった。
フジモリ氏は、JNEによる最終結果の発表まで冷静に待つ姿勢を維持している。背景として、サンチェス氏はフジモリ氏が勝った場合、その結果を認めないと主張しているためとみられる。
米国のマルコ・ルビオ国務長官は6月30日、ONPEによる集計作業の終了を踏まえ「選挙で事実上勝利したフジモリ氏を祝福する。トランプ政権はフジモリ政権と協力関係を深め、国家安全保障分野の協力推進と地域内の貿易と投資の促進のため2国間協力を強化させることを楽しみにしている」との声明を発表した(長官声明リンク
)。
米州機構(OAS)のアルバート・ラムディン事務局長は6月29日、X(旧Twitter)で「フジモリ氏の事実上の勝利を祝福し、今後の成功を期待する。サンチェス氏は民主的なプロセスにおいて力強い選挙活動を展開した。ペルーの民主化と国民の意思の尊重のため、すべての立候補者が民主的な選挙プロセスに参加することを約束することが大切だ」と述べ、サンチェス氏の選挙運動の取り組みを評価した上で、今後の冷静な対応を求めた。
(注)ケイコ・フジモリ氏は、故アルベルト・フジモリ元大統領の長女。ロベルト・サンチェス氏は、国会議員で元通商観光相(2026年6月25日記事参照)。
(石田達也)
(ペルー、米国)
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