ペルーのフジモリ大統領、閣僚人事を発表
(ペルー)
リマ発
2026年07月30日
ペルーで7月28日に大統領に就任したケイコ・フジモリ氏は同日、閣僚人事を発表し、大統領府で宣誓式を行った。
通商観光相には、ロヘルス・バレンシア氏が就任した。同氏は、マルティン・ビスカラ政権(2018~2020年)時の2018年に通商観光相、2018~2019年に文化相を務めている。過去にはクスコ地域観光商工会議所の会頭も務めた経験がある。米国政府が2026年7月23日に発表(適用は24日)したペルーに対する12.5%の追加関税措置について(2026年7月24日記事参照)、通商観光省(MINCETUR)と在米ペルー大使館が中心となって米国通商代表部(USTR)と水面下で交渉を続けており、同氏の対応に注目が集まる。観光分野では、いまだ新型コロナウイルス感染拡大前の人数に達していない外国人観光客数の増加が課題となる。
内相には、セサル・アストゥディジョ氏が就いた。同氏は退役軍人で、フジモリ新大統領が率いるフエルサ・ポプラル(人民勢力:FP)党所属の上院議員も務める。フジモリ氏は、就任演説で治安対策を最優先課題に挙げている(2026年7月29日記事参照)。治安対策は、内相が実務面で中心的な役割を果たす。
エネルギー鉱山相に就任したギジェルモ・シンノ氏は、オジャンタ・ウマラ政権(2011~2016年)時の2012年にエネルギー鉱山副大臣を務めたほか、エネルギー鉱業投資監督庁(OSINERGMIN)で鉱山監督業務を行うなどエネルギー鉱山分野行政の実務に詳しい。エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)など日本の政府関係機関との鉱業分野の国際協力事業の経験も豊富だ。フジモリ新大統領の就任演説で重要課題と位置付けた違法鉱業者への対応と鉱業エネルギー分野の企業投資に関する手続きの簡素化を進める。
首相、経済財政、外務の3ポストは事前発表されており(2026年7月28日記事参照)、閣僚人事の一覧は次のとおり(敬称略)。
- 首相:ルイス・ガラレタ
- 外相:カルロス・エスパ
- 防衛相:ラファエル・ベラウンデ・ジョサ
- 経済財政相:エルメル・クバ
- 内相:セサル・アストゥディジョ
- 法相:エルネスト・アルバレス
- 教育相:ホセ・アントニオ・チャン
- 労働雇用促進相:フアン・シェプ
- 農業灌漑相:マルコ・ビネジ
- 生産相:フアン・カルロス・レケホ
- 通商観光相:ロヘルス・バレンシア
- エネルギー鉱山相:ギジェルモ・シンノ
- 運輸通信相:ラファエル・レイ
- 住宅建設衛生相:マウリシオ・アルニジャス
- 環境相:ブラディミル・ウアロック
- 女性社会的弱者相:マリア・マグダレナ・セミナリオ
- 文化相:アルベルト・ベインゴレア
- 開発社会包摂相:マリッサ・カナレス
(石田達也)
(ペルー)
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