ブラジル・アイスランド間のEFTA・メルコスールFTAが10月1日に発効へ

(アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイ、アイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー、スイス、メルコスール、EFTA)

サンパウロ発

2026年07月17日

ノルウェー外務省は7月10日、ブラジルが欧州自由貿易連合(EFTA)・メルコスール間の自由貿易協定(FTA)の批准書を7月8日に寄託者であるノルウェーへ寄託し、ブラジルの批准手続きが完了したと発表した。EFTA側では既にアイスランドが5月20日に批准書を寄託しており、同協定はまずブラジルとアイスランドの間で10月1日に発効する見込みとなった(注)。

EFTA・メルコスールFTAは2017年6月に交渉が開始され、2019年8月に基本合意に達した。その後、2025年7月に最終合意(2025年7月22日記事参照)し、同年9月16日にリオデジャネイロで署名された。ブラジル産業界は協定締結を歓迎しており、輸出拡大や投資促進につながることへの期待を示している(2025年7月23日記事参照)。

EFTAが公表したファクトシート(2025年7月2日付)によると、メルコスール諸国から輸出されるコーヒー、マテ茶、牛肉、鶏肉、豚肉、エタノールおよびバイオエタノール、赤ワイン、保存食品やベーカリー製品などの調製食料品に対し、一部で関税割当が設定されるものの、原則として関税が撤廃される。これにより、ブラジル産農産品や食品のEFTA市場へのアクセス改善が見込まれる。

ブラジル開発商工サービス省(MDIC)の貿易統計によると、2025年のブラジルとアイスランド間の貿易総額(往復)は2億3,279万42ドルだった。このうち、ブラジルの対アイスランド輸出額は2億1,939万2,795ドルで輸出相手国・地域別として88位、輸入額は1,339万7,247ドルで輸入相手国・地域別として107位だった。ブラジルからアイスランド向けの主な輸出品目は HSコード6桁ベースでみると(HSコード:2818.20) の酸化アルミニウム(人造コランダムを除く)だった。

(注)同協定第16.5条第2項により、メルコスール加盟国(アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイ)とEFTA加盟国(スイス、ノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタイン)のうち、それぞれ少なくとも1カ国が批准書を寄託した日の翌月から起算して3カ月目の月初に、当該国の間で効力を生じる 。それ以降に批准書を寄託した国については、同条第3項により、当該国の寄託日の翌月から起算して3カ月目の月初に発効する。

(エルナニ・オダ)

(アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイ、アイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー、スイス、メルコスール、EFTA)

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