ペルー大統領選、フジモリ氏がわずかにリード、経済団体が相手候補の言動に重大な懸念表明
(ペルー)
リマ発
2026年06月25日
ペルー大統領選挙はケイコ・フジモリ候補とロベルト・サンチェス候補による決選投票が6月7日に実施され、集計作業が進められている(2026年6月8日記事参照)。ジェトロが選挙管理委員会(ONPE)の集計状況を調べたところ、6月24日午後4時16分時点の開票率は99.871%で、フジモリ候補が920万7,792票、サンチェス候補が916万3,601票となっている。4万4,191票の差でフジモリ候補がわずかにリードしている。
サンチェス候補は、在外投票の集計方法に管理上の問題があるとしてカルロス・パレハ外相の責任を追及したり、独立機関の選挙審議会(JNE)に集計の無効化を求めたりしていて、JNEが求めに応じない場合はフジモリ候補が勝ったとしても、結果を認めないと主張している。ペルー外務省は各在外公館が「決選投票に関する在外投票ガイドライン」(2026年5月29日付選挙管理委員会委員長信000090-2026-JN/ONPE
)に基づいて対応し、集計作業は外務省ではなくONPEが行うためサンチェス候補の非難は当たらないとしている。
ペルー経団連(CONFIEP)は6月24日、「候補者の中に集計作業を『進行中の詐欺』と呼び、その結果を認めないと主張する者がいることに重大な懸念を表明する。ペルーはエルニーニョ現象(2026年6月18日記事参照)や治安対策など政府が取り組むべき重要課題を抱えている。民主的な選挙の実施と秩序ある迅速な政権交代を尊重することを要求する」とする声明を発表した。直接の言及はしていないが、サンチェス候補を強く批判する内容となっている。
(石田達也)
(ペルー)
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