ペルー大統領選の決選投票終了、フジモリ氏とサンチェス氏が接戦
(ペルー)
リマ発
2026年06月08日
故アルベルト・フジモリ元大統領の長女ケイコ・フジモリ氏と国会議員でペドロ・カスティージョ政権時に通商観光相を務めたロベルト・サンチェス氏との間で争われたペルー大統領選挙は6月7日、決選投票が実施された。
4月に実施された1回目の投票では投票所に投票用紙が届かないなどの問題が続出したため総選挙として初めて投票日を2日間設定する措置が取られたが(2026年4月16日記事参照)、決選投票は6月7日のみの投票で終えた。
同日午前7時に全国一斉に投票受付を開始したが、その直後、リマ郊外の投票会場では投票係員3人が選挙業務を妨害したとして逮捕された。地元報道によると3人はサンチェス氏の関係者とされる。また、ジェトロがペルー選挙審議会(JNE)のウェブサイトで確認したところ午後0時41分時点で全体の5.25%に相当する4,741カ所の投票箱が受付を開始できていなかった。
ペルー選挙審議会(JNE)のロベルト・ブルネオ会長は午後1時すぎに緊急会見を行い、「全ての投票所で投票が進められるよう警察を含む関係者と連携し正常化に努めている。(3人逮捕の報道について)現時点で不正投票は見つかっていないと認識している」と釈明した。サンチェス氏は、地元プレスに対して「逮捕者はわれわれの選挙陣営と関係ない。われわれは常に透明性と民主主義を尊重している」と述べ、事件との関与を否定した。
民間調査機関が同日午後5時に発表した出口調査結果によると接戦となっている。調査会社ダトゥンによると、得票率はフジモリ氏が50.53%、サンチェス氏が49.47%だった。また調査会社イプソスによると、フジモリ氏が50.7%、サンチェス氏が49.3%となっている。いずれも僅差でこれらの発表から見通しを立てることは難しく、公式の集計発表に注目が集まる。ペルーの集計方法を踏まえると最終的な結果が出るまでに数週間かかると予想される。
(石田達也)
(ペルー)
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