日揮を含む3社が洋上天然ガス生産設備を正式受注

(モザンビーク、日本)

マプト発

2026年06月23日

日揮ホールディングスは6月8日、モザンビークのコーラル・ノース浮体式液化天然ガス生産設備(FLNG)建設プロジェクトのEPCIC(設計、機材調達、建設工事、据え付け、試運転)役務を正式受注したことを発表した。

同役務は、日揮ホールディングス、フランスのエンジニアリング大手テクニップエナジーズ、韓国のサムスン重工の3社による共同受注で、合計受注総額は約50億ドルになる。FLNGの建設は今回の正式受注発表前に先行して始まっており、サムスン重工業は1月16日に同社の造船所にてFLNGの進水式を開催していた。

FLNGは、イタリアのエネルギー大手エニが主導するモザンビーク北部カーボデルガード州のコーラル・ノース洋上LNG鉱区に導入される。同鉱区の開発プロジェクトは、2025年10月に最終投資決定を発表しており、天然ガスの生産開始は2028年に予定されている(2025年10月8日記事参照)。コーラル・ノースと同様にエニが主導し、今回受注した3社がFLNGを建設したコーラル・サウス鉱区では2022年から天然ガスの生産・輸出が始まっている(2022年7月5日記事参照)。コーラル・ノースFLNGの天然ガス生産量は年間約360万トンで、同FLNG稼働後はサウス、ノース両鉱区を合わせて年間約700万トンの生産量となる見込みだ。

モザンビークの天然ガスセクターは、フランス資源エネルギー大手トタルエナジーズが主導するエリア1天然ガス田開発の再開が1月に発表されるなど(2026年2月3日記事参照)、2026年に入り開発計画が具体的な進展を見せている。これに伴い、モザンビーク政府は民間セクターと連携し、新たなビジネス機会の発掘、投資を促進する動きを見せている。英国のビジネスイベント企画・運営、マーケティングサービス会社AMEトレードは、モザンビーク運輸物流省と提携し、11月に首都マプトでモザンビーク国際運輸・物流会議・展示会「Trans-Log Moz 2026外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」を開催することを発表した。同ビジネスイベントの主要テーマには、LNG・エネルギー物流のビジネス機会が含まれている。

(松永篤)

(モザンビーク、日本)

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