4月の中東からの訪日外客数は前年同月比で2割減少、減少幅は前月から縮小
(日本、中東、湾岸協力会議(GCC)、イスラエル、トルコ、サウジアラビア、アラブ首長国連邦)
調査部中東アフリカ課
2026年05月25日
日本政府観光局(JNTO)は5月20日、2026年4月の訪日外客数(推計値)
を発表した。全体の訪日外客数は、前年同月比では5.5%減の369万2,200人となったものの、2026年の単月としては最も多かった。
中東地域〔湾岸協力会議(GCC)加盟6カ国(サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、オマーン、カタール、クウェート)とイスラエル、トルコの8カ国〕からの訪日外客数は、前年同月比21.4%減の2万2,300人となり、3月に引き続き減少したが(2026年4月24日記事参照)、減少幅は前月の30.6%から縮小した。
国別では、最大のトルコが1万3,300人で同20.2%増加した。イスラエルは7,100人と、前年同月比では35.3%減となったものの、3月の減少率(60.0%)と比較して減少幅は縮小した。一方、GCC6カ国からの訪日客数は同71.5%減となり、3月(同50.3%減)からさらに減少幅が拡大した。JNTOでは、「継続する訪日旅行人気の影響などはあるものの、中東情勢による航空便の運休・減便の影響などもあり、訪日外客数は前年同月を下回った」としている。
なお、国際空港評議会(ACI)ワールドが4月14日に発表した2025年版「世界で最も忙しい」空港トップ10(暫定版)
の国際線乗降客数部門(注)では、GCC諸国からUAEのドバイ国際空港が1位、カタールのハマド国際空港が10位にそれぞれランクインしていた(2026年5月14日記事参照)。しかし、2026年2月に発生した米国・イスラエルとイラン間の軍事衝突以降、両空港はいずれも軍事攻撃の対象となり、一時は空港閉鎖を余儀なくされていた。
中東情勢悪化と世界各国の動きはジェトロ特集「イスラエル・米国とイランの衝突を巡る中東情勢関連情報」を参照。
(注)国内線・国際線乗降客数に、トランジット客数を加えたもの。
(中村周)
(日本、中東、湾岸協力会議(GCC)、イスラエル、トルコ、サウジアラビア、アラブ首長国連邦)
ビジネス短信 684ba80d7f0ca1d3





閉じる