ジェトロが日本産品イベントにブース設置、アマゾンカナダで販売中の商品をアピール

(カナダ、日本)

トロント発

2026年04月02日

ジェトロは32022日、カナダ・トロントで開催された日本産品のPRイベント「ネクストストップジャパン:マーケットプレイス(Next Stop Japan:Marketplace2026年3月17日記事参照)」で、日本企業の販路開拓支援のために、ジェトロがアマゾンジャパンと連携し、米国や英国のアマゾンに設けている専用越境電子商取引(EC)サイト「JAPAN STORE」のブースを設置した。越境ECに取り組む日本企業の海外展開を支援する一環として、アマゾンカナダで販売され、カナダ国内で購入が可能な621商品の展示を行った。

JAPAN STOREブースでは、商品に添えたアトリビューションタグ(注1)付きQRコードを用いて、オフラインからオンラインへ顧客を誘導した。さらに、各社のブランドストーリーを紹介する文章や、公式SNSや自社サイトなどのQRコードを掲示し、ブランド単位でのプロモーションを行うことで、現地消費者との接点創出とブランド認知の強化を図った。

写真 (左)JAPAN STOREブースの出展商品、(右)ブース訪問者(ともにジェトロ撮影)

(左)JAPAN STOREブースの出展商品、(右)ブース訪問者(ともにジェトロ撮影)

ブースでは、来場者が商品を実際に手に取り、POP記載のQRコードを読み込む様子が多く見られた。お香やせっけん、抹茶の香りを実際に確かめたり、水彩絵具・ペンをスケッチブックに試し書きしたりなど、オンラインでは得られにくい実体験を伴う商品のプロモーションにより、商品の購入意欲を高めた。

展示商品のうち、カラー筆ペンがファミリー層を中心に人気を博したほか、鮫皮おろしや盆栽用はさみ、竹製のささら(注2)やざるなど、現地消費者にとってなじみのない商品も来場者の注目を集めた。

ブースへの来場者からは「美術館のような展示で、ブランドへの理解が深まった」「日本旅行で訪れた金沢の伝統産品がありうれしくなった」というコメントがあり、各商品の背景にあるストーリーや日本文化への関心が一層高まった様子がうかがえた。

また、「以前は米国アマゾンなども使っていたが、現在はカナダアマゾンのみ利用している」「最近日本に旅行に行った。カナダで日本の食品が購入できたらうれしい」などのコメントがあり、ECを活用したカナダ市場でのさらなる販売機会拡大の余地が見られた。

写真 (左)商品のQRコードを読み込む来場者、(右)展示商品を試す来場者(ともにジェトロ撮影)

(左)商品のQRコードを読み込む来場者、(右)展示商品を試す来場者(ともにジェトロ撮影)

(注1)該当商品の商品ページへのアクセス元をトラッキングできる特定のURL(タグ)を指す。SNSなどのマーケティングチャンネルから、タグを通して消費者をアマゾン内に流入させることで、アマゾン外でのプロモーション効果を測定可能。タグ経由の商品購入については、「ブランド販売ボーナス」(アマゾンの販売手数料が一部割引される)を獲得できる。

(注2)細かく割った竹を束ねて作った、鍋や中華鍋のこびりついた汚れを落とすための洗浄器具。

(井口まゆ子、山田あゆみ、糸川とき)

(カナダ、日本)

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