3月の消費者物価指数上昇率は前年同月比3.48%、中銀の目標圏内に低下

(インドネシア)

ジャカルタ発

2026年04月23日

インドネシア中央統計庁(BPS)は4月1日、2026年3月の消費者物価指数(CPI)上昇率が前年同月比3.48%だったと発表した。1月(3.55%)、2月(4.76%)からは低下し、インドネシア銀行(BI、中央銀行)が定めるインフレ目標圏内(1.5~3.5%)に収まった(添付資料図参照)。なお、価格変動の大きい食品やエネルギーを除いたコアインフレ率は前年同月比2.52%となり、CPI上昇率と同様に、前月(2.63%)から低下した。

1~2月にかけてCPI上昇率が前年比でインフレ目標を上回った背景には、前年1~2月にかけて実施された政府の電気料金割引措置(2025年4月17日記事参照)の影響が大きい。同措置により、2025年1月および2月のCPI上昇率は前年同月比でそれぞれ0.76%、マイナス0.09%と低水準にとどまっていた。

3月の品目別の前年同月比では、主要11品目のうち10品目で上昇した。最も上昇率が高かったのはパーソナルケア・その他サービス(15.32%)で、住宅・水道・電気・家庭用燃料(7.24%)、食品・飲料・たばこ(3.34%)が続いた。一方、情報・通信・金融サービスはマイナス0.03%と下落した(添付資料表参照)。

こうした物価変動について、BIは4月1日、3月のCPI上昇率がインフレ目標圏内に収まったのは、インドネシア政府とBIとの緊密な連携などによる成果であるとの認識を示した。また、2026年および2027年のインフレ率についても、引き続きインフレ目標圏内に収まるとの見通しを示した(4月1日付BIプレスリリース外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

(山田研司、デシー・トリスナワティ)

(インドネシア)

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