繊維分野の生産連動型奨励策(PLI)、3次募集で新たに52件のプロジェクトを承認
(インド)
ニューデリー
2026年04月23日
インド繊維省は4月10日、繊維製品分野に関する生産連動型奨励策(PLI、注)の3次募集で(2025年8月15日記事、2025年11月20日記事参照)、新たに計52件の申請を承認したと発表
した。
今回承認された52件の内訳は、化学繊維(人造繊維)衣類が5件、人造織物が19件、産業用繊維製品が18件、複数分野にまたがるものが10件。合計の投資総額は670億8,000万ルピー(約1,140億3,600万円、1ルピー=約1.7円)、売上高は2,118億6,000万ルピーを見込む。
これらの投資は、国内の製造能力を高め、技術革新を促進するとともに、世界の繊維市場でのインドの地位を強化するものだ。
同分野のPLIスキームは2021年9月24日に公示され、化学繊維(人造繊維)の衣類・織物や産業用繊維製品の生産促進のため、5年間で総額1,068億3,000万ルピーの予算を計上している。繊維省によると、2025年12月31日時点で、本スキームが認定された投資案件は96件で、投資額は797億ルピーに達し、新たに3万1,283人分の雇用が創出されている。
2025年8月8日に発表された3次募集は、当初、募集締め切りが2025年8月31日とされていた。その後、繊維業界関係者からの強い要望を踏まえ、2025年9月1日、10月3日に続き2026年1月2日に3度目の募集期間延長が発表され、最終的な募集締め切りは2026年3月31日となっていた。
(注)生産連動型奨励策(PLI)は、インド政府が2020年度に導入した国内製造業振興の目玉政策。対象となる全14分野について、分野ごとの適格基準を満たせば、新規工場を設立した製造業企業に対し、売上高の増加額などに応じてインセンティブ(補助金)が支給されるスキーム。
(花村大樹)
(インド)
ビジネス短信 173baabf340eda3a





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