英国政府、CBAM導入に関する2次法案第1段階を公表

(英国)

ロンドン発

2026年03月26日

英国政府は2月10日、炭素国境調整メカニズム(CBAM、注)に関する2次法案の第1段階を公表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。

本法案にはCBAM導入に伴う課税運用に関する法的要件が含まれており、行政規定PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)CBAM税率の算定および炭素価格軽減措置の決定、PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)および経過措置PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)の3点で構成される。具体的にはCBAM登録に関する行政上の要件、納税申告書・その記載事項、還付手続き、対象商品の重量、記録管理などが主に記載されている。

CBAMに関する法規制および指針は段階的に整備されており、1次法案は2025~2026年度財政法案に盛り込まれた(2025年12月15日記事参照)。これに続く2次法案は2段階で公表される予定であり、今回、第1段階について意見公募の実施が発表された。

本意見公募は、CBAM導入に伴い制定される2次法案の内容について、CBAMが意図したとおりに機能するか、行政上の規定が適切であるかを検証し、政策を正確かつ効果的に反映させることを目的とする。意見公募は2026年3月24日まで実施され、政府はその結果と2026年春に予定している第2段階の意見公募結果を踏まえ、同年後半に最終的な2次立法を提出する予定だ。

英国CBAMの主な対象は、アルミニウム、セメント、肥料、水素、鉄鋼分野の製品の輸入者やサプライチェーン上で関連製品を使用する川下の製造業者などだ。

(注)英国のCBAMや排出量取引制度(ETS)については2024年5月27日付地域・分析レポート「英国カーボンプライシング政策の今」も参照のこと。

(バリオ純枝)

(英国)

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