エネルギー鉱山相交代、内閣発足1カ月で7人の大臣交代
(ペルー)
リマ発
2026年03月24日
ペルーのホセ・バルカサル大統領は3月23日、エネルギー鉱山相を交代させ、大統領官邸で宣誓式を行った。2月24日に内閣発足後、1カ月間で首相が交代したほか、大臣職19ポストのうち7ポストが入れ替わったことになる(2026年3月17日記事、3月19日記事参照)。
新エネルギー鉱山相には、2025年4~5月にエネルギー鉱山省の電力担当副大臣を務めたワルディル・エロイ・アヤスタ・メチャン氏が就任した。同氏は電気技師で国営送電会社の勤務が長く、直前まで法人計画・投資案件部長を務めていた。
前任のアンヘロ・アルファロ氏は3月22日に辞任した。2000年に当時未成年だった女性が性暴力を受けていたと報道されたことが辞任につながった。
ルイス・アロヨ首相は3月19日、地元ラジオ局の取材に対し、「アルファロ氏は調査に協力的で、被害者の主張が無効であることが明らかになる十分な情報も持ち合わせていると認識している。引き続き大臣としての職務にあたっている」と述べ、アルファロ氏を擁護する姿勢をみせた。一方、女性社会的弱者省は3月20日、「調査は司法制度に沿って適切に行われるべきであり、いかなる行政機関も介入してはならない。当省は女性、子供、青少年、高齢者に対する暴力の根絶のため断固として取り組む」との声明を発表した。
エネルギー鉱山省(MINEM)は、非合法鉱業の合法化を促進することを目的とする鉱業合法化統合登録(REINFO)制度の見直し、国営石油会社ペトロペルー(PetroPeru)の経営改善、カミセア・ガス田からリマ首都圏へのガス安定供給体制の強化、中東情勢悪化に伴う国際原油価格の高騰への対応など多くの課題を抱える。7月の政権交代まで乗り切れるかアヤスタ・メチャン氏の手腕が問われる。
(石田達也)
(ペルー)
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