ナイジェリア、2月の石油生産量は日量131万バレルで、OPEC割当枠に未達
(ナイジェリア)
ラゴス発
2026年03月25日
OPECは3月11日、ナイジェリアの2月の石油生産量が日量131万バレルにとどまったと発表した。現地報道によれば、日量22万5,000バレルの生産能力を持つシェルの海上油田(Bonga)が2月に計画メンテナンスに入り、その生産が一時停止したことも、生産量減少の一因と考えられる。
ナイジェリアのOPECにおける石油生産の割当量は2024年1月以降日量150万バレルだが、割当枠を安定して超える生産量には達していない。2023年の割当枠は日量174万2,000バレルだったが未達が続いた結果、現在の割当量にまで引き下げられた。近年では、2005年6月に日量230万6,000バレルの生産割当量に達したが、その後の割当量の引き下げの主因は、ナイジェリアが割当量を達成できていないことにある。その背景には、石油パイプラインの破壊行為や石油の盗難の問題、これらに起因する陸上油田インフラに対する投資減少やメンテナンス不足が挙げられる。日量65万バレルという世界最大級の石油精製能力を持つダンゴテ製油所(2025年12月1日記事参照)ですら、国内で必要とする量の原油を全て調達することができず(2025年4月25日記事参照)、ナイジェリア中央銀行(CBN)によると2025年には、37億4,000万ドル相当の原油を輸入している。
昨今の原油高は、ナイジェリアの石油収入額を押し上げることから増産への期待もあるものの、まず国内での石油生産を安定させて割当量達成の実績を積み、OPECからの割当枠を将来的に拡大することが課題になっている。
(奥貴史)
(ナイジェリア)
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