ジェトロ、サブサハラ・アフリカの物流・インフラに関するレポートを公開
(アフリカ、ナイジェリア、南アフリカ共和国、ケニア、コートジボワール、ガーナ、タンザニア、トーゴ)
調査部中東アフリカ課
2026年03月25日
ジェトロは2月24日に「サブサハラ・アフリカ地域における物流・インフラプロジェクトの動向(主要7カ国の総合分析)」を、3月16日に「サブサハラ地域における物流・インフラプロジェクトの動向(主要5カ国の国別分析)」を公開した。両レポートは、サブサハラ・アフリカ地域の主要国における港湾、空港、鉄道、道路網などの主要インフラや進行中のインフラプロジェクトについて、地図を用いて紹介している。英国の調査会社GlobalData UK Ltdに委託して作成した。
両レポートによると、主要国では、2026~2027年にかけて大規模なインフラ投資が見込まれている。各国は、港湾機能の強化と、それを内陸部や周辺国につなぐ鉄道・道路網の整備に注力している。地域別にみると、西アフリカでは、ナイジェリアのラゴス港湾群が引き続き地域の有力物流拠点である一方、トーゴのロメ港やガーナのテマ港の存在感も高まっている。また、これら西アフリカ沿岸の港湾都市を結ぶアビジャン-ラゴス回廊高速道路計画も、内陸国と港湾との接続性向上に資するプロジェクトとして進んでいる。
東アフリカでは、ケニアのモンバサ港とタンザニアのダルエスサラーム港が、内陸国向け貨物の玄関口として、港湾機能の強化や近代化を図っている。両港から内陸部へつながる鉄道・道路網の整備も重視されており、例えばケニアでは、モンバサ港と内陸部を結ぶ北部回廊における標準軌鉄道(SGR)について、延伸に向けた準備が進められている。南部アフリカでは、南アフリカ共和国のダーバン港とケープタウン港が地域貿易を支えており、南アは鉄道を軸に陸海をつなぐ物流ネットワークの強化を図っている。さらに、2023年11月以降の紅海情勢を受けてスエズ運河経由の物流が不安定化し、2026年2月末からの中東情勢の悪化を受けて再び慎重姿勢が強まる中(2026年3月13日記事参照)、喜望峰を経由する迂回ルート上に位置する南アの港湾の重要性は引き続き高い。
(天神和泉)
(アフリカ、ナイジェリア、南アフリカ共和国、ケニア、コートジボワール、ガーナ、タンザニア、トーゴ)
ビジネス短信 113f628db0dbd4c3






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