ペルー議会、不信任案を可決しヘリ大統領を解任
(ペルー)
リマ発
2026年02月18日
ペルー議会は2月17日、ホセ・ヘリ大統領の不信任案を賛成多数で可決して解任した(議会リリース
)。
フェルナンド・ロスピグリオシ議長は、2月18日に議会で選挙を実施して後任を決定する方針を明らかにした。
ヘリ氏は、2025年10月10日にボルアルテ氏の後任として大統領に就任した(2025年10月14日記事参照)。政治関係者の視点からは選挙法上、やむを得ない交代ともみられた。総選挙に立候補の届け出をする者は投票日の6カ月前までに大臣などの職を辞めなくてはならない。ボルアルテ政権の閣僚メンバーが2026年4月の総選挙に立候補するには2025年10月13日までに職を離れる必要があった。
立候補者や政党関係者は、ヘリ政権が2026年7月の新政権発足まで継続される想定で選挙対策に注力していたが、「チーファ・ゲート」疑惑で流れが変わった(2026年2月17日記事参照)。民間調査機関のダトゥンが1月30日から2月3日まで実施した世論調査で「チーファ・ゲートに関しヘリ氏は汚職の疑いがあると思う」と答えた人は回答者の68%を占めた。
さらに、ヘリ氏が大統領就任後、20~30代の女性5人と大統領府で個別に面会し、その後、政府機関での勤務や委託業務に関する契約締結に至っていることが明らかになった。大統領府の来訪者記録によると、週末の深夜に面会をしたり、日中から翌朝まで面会したりしているケースもあった。大統領府での面会の議題や政府との契約締結との関係について説明責任を求める声が強まる中、ヘリ氏から国民や議会に対し明確な説明はなく「チーファ・ゲート」とともに不信感を募らせる原因となった。
(石田達也)
(ペルー)
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