日本酒のペアリングイベント、ムンバイで開催
(インド、日本)
ムンバイ発
2026年02月17日
日本産酒類の輸出拡大を目的とした日本酒テイスティングイベントが、インド西部ムンバイ市内の日本料理店で2月11日に開催された。同イベントは、日本の国税庁が主催し、インドで日本酒の普及に取り組むサケ・マム・インディア(Sake Mom India)が運営を担ったもので、ベンガルール、ニューデリーに続く第3弾として実施された(2025年7月9日記事、2025年10月17日記事参照)。会場となった店は和食を基本としつつ、各国の要素を取り入れたフュージョン料理を提供しており、日本酒が多様な料理と合わせて楽しめることを体験できる構成となった。
当日は、ホテル・レストラン関係者、輸入業者などが参加し、複数種類の日本酒の試飲を通じて香りや味わいの違いを体験した。会場では、サケ・マム・インディアの江岡美香代表が各銘柄の特徴や飲み方や料理との相性について解説し、日本酒が和食に限らず、さまざまな料理と合わせて楽しめる酒類である点を紹介した。
イベントの様子(ジェトロ撮影)
参加者からは、「ペアリングは新しい楽しみ方だと感じた」「日本食レストランの増加に伴い、日本酒の需要も年々高まっている」といった前向きな声が聞かれた一方、「小売価格が高く、一般消費者に広く普及させるには課題がある」といった指摘もあった。インドでの日本酒の小売価格は州によって異なるものの、日本の価格の10倍近くになることもあるなど、価格面が今後の普及拡大に向けた課題の1つだ。
ペアリングで提供された料理(ジェトロ撮影)
今回のムンバイでの開催により、南部(ベンガルール)、北部(ニューデリー)、西部(ムンバイ)と主要都市でのプロモーションが一巡したかたちとなる。今後、日本料理店を起点としつつも、他国料理やフュージョン業態を含めた多様な飲食店での活用が進むことで、インド市場における日本酒の認知拡大が期待される。
(篠田正大)
(インド、日本)
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