欧州中央銀行、5会合連続で主要政策金利の据え置き決定

(ユーロ圏、EU、ブルガリア)

デュッセルドルフ発

2026年02月06日

欧州中央銀行(ECB)は2月5日、ドイツ・フランクフルトで開催した政策理事会で、3つの主要政策金利の据え置きを決定した(プレスリリース外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。預金金利は2.0%、政策金利(主要リファイナンス・オペ金利)は2.15%、限界貸出ファシリティー金利(オーバーナイト貸し出し、翌日返済)は2.4%を維持する。2025年7月から(2025年7月25日記事参照)5会合連続で主要金利は据え置きの金融政策が続いている。

ユーロ圏のインフレ率は、2025年11月の2.1%から12月に2.0%へ低下し、2026年1月には1.7%となり、中期目標の2%に近い水準で推移している。

また、今回の決定の背景にあるユーロ圏経済について、2025年第4四半期の実質成長率は前期比で0.3%、前年同期比では1.3%(注)と堅調だったことに触れ、防衛、インフラへの公的支出が要因の1つとした。

なお、今後の決定に関し「地政学的な緊張による不確実性が依然として高いが、厳しい世界情勢の中でもユーロ圏の経済状況は堅調である」とした一方、今後の金融政策の方向性については明言せず、「経済と金融のデータを踏まえた評価に基づき、今後も会合ごとに適切な政策対応をする」という従来のスタンスを維持した。

なお、今回、ブルガリアの2026年1月1日からのユーロ導入後(2026年1月5日記事参照)初めての政策理事会となり、今回からブルガリア国立銀行のディミタル・ラデフ総裁が参加した。

次回の金融政策理事会は2026年4月29~30日を予定している。

(注)EU統計局(ユーロスタット)が2026年1月30日に発表した速報値に基づく(プレスリリース外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

(マリナ・プタキドウ)

(ユーロ圏、EU、ブルガリア)

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