天津市、2025年のGRP成長率は4.8%、全国平均を下回る
(中国)
北京発
2026年02月09日
中国の天津市統計局は1月22日、天津市の2025年の実質域内総生産(GRP)成長率を4.8%と発表した。中国全体の2025年の実質GDP成長率(5.0%)を0.2ポイント下回った(2026年1月20日記事参照)。産業別のGRPでは、第一次産業、第二次産業、第三次産業がそれぞれ前年比3.0%増、3.5%増、5.4%増となった。
主要経済指標をみると、投資(固定資産投資、農家による投資は含まない)は前年比1.6%増だった。工業投資は1.4%増加した。インフラ投資は9.7%増加し、このうち電力・熱・ガス・水生産・供給業への投資が33.3%増加、情報伝送・情報技術サービス業への投資が42.1%増加した。一方、不動産開発投資は0.7%減少した。ハイテク産業では、航空宇宙機器・設備製造業への投資が3.1%増加、コンピュータ・事務機器製造業への投資が22.6%増加した。
サービス業の成長率(付加価値ベース)は5.4%となり、同市のGRP成長率を0.6ポイント上回った。産業別のGRPでは、金融業(5.5%増)、運輸・倉庫・郵便業(3.2%増)、卸売・小売業(0.5%増)、宿泊・飲食業(2.1%増)が増加した。また、情報伝送・ソフトウエア・情報技術サービス業および賃貸・ビジネスサービス業などの現代サービス業は、それぞれ18.6%増、13.4%増と2桁の伸びを示した。
ハイテク製造業の生産額(付加価値ベース)は5.3%増加し、一定規模以上の工業生産額(付加価値ベース)の伸び率(4.2%)を1.1ポイント上回った。製品別では、医療機器・装置の生産量が前年の2.3倍となり、コンピュータは27.4%増加、電子部品は15.0%増加した。産業用ロボット、サービスロボットはそれぞれ17.9%増、6.4%増だった。
このほか、消費(社会消費品小売総額)は前年比0.3%増加した。消費者物価上昇率は前年より0.1%上昇した。また、1人当たり可処分所得は4.4%増の5万5,918元(約123万196円、1元=約22円)だった。
天津市統計局は、「全体的に見て、2025年の天津経済は安定的に推移しているが、外部環境の変化による影響が深まり、有効需要が依然として不足していることから、経済運営には多くの課題が残っている」と指摘した。
(胡夢雲)
(中国)
ビジネス短信 5df5852623ed6450




閉じる
