広東・香港・マカオグレーターベイエリア6都市、自動運転の路上テスト・実証の相互承認制度開始
(中国)
広州発
2026年01月28日
中国広東省広州市で1月16日、「広州・深セン・仏山・恵州・東莞・中山スマートコネクテッド新エネルギー自動車(NEV)イノベーション発展フォーラム」および「自動運転装備の高品質発展推進会議」が開催された。同日には「広東・香港・マカオグレーターベイエリア大湾区(粤港澳大湾区)における広州市・深セン市・珠海市・仏山市・東莞市・中山市の6都市によるスマートコネクテッド車の路上テストおよび実証応用の相互承認の開始式」も実施され、条件を満たすスマートコネクテッド車の事業主体および車両に対して資格システムの相互承認を導入することが発表された。これにより、相互承認対象地域のいずれか1都市で「試点(パイロット)資格」を取得した企業・車両は、他の相互承認対象地域では届出のみで実証を開始できるようになり(「南方日報」1月17日)、都市ごとに異なるテスト許可を再取得する必要がなくなる。
対象の6都市は、粤港澳大湾区でも自動車OEMや部品メーカーが集積している地域であり、小馬智行(ポニー・エーアイ)やウィーライド(WeRide)など、世界展開を進める主要な自動運転関連企業が本社を置いている(2025年9月22日付、2025年12月4日付地域・分析レポート参照)。開始式では、6都市が「安全確保」「イノベーション主導」「パイロット先行」「秩序ある推進」を原則に、規則と連携した標準システム、道路ネットワーク、都市間の協力体制による監督管理システム、効率的な執法メカニズムなどの構築も進めることも示された。
中国の南方日報(1月17日付)によると、従来は企業が別の都市に進出する際、現地で新たに路上テストの認証を申請する必要があった。今回の相互承認制度の導入により、企業は複数都市をまたいだ実証を実施しやすくなり、粤港澳大湾区が自動運転の実証フィールドとしての価値をさらに高めることが期待される。
(西村京子)
(中国)
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