UAE、公的機関での高いAI導入率を記録
(アラブ首長国連邦)
ドバイ発
2025年12月25日
国営エミレーツ通信(WAM)
12月22日付によると、アラブ首長国連邦(UAE)は、政府機関における人工知能(AI)ツールの利用率が2025年に世界トップクラスの97%に達した、と報じた。国内のプログラマー数が45万人を突破するなど、同国はデジタルインフラハブとして躍進しているという。公共部門では、法律や政策の効果を分析する世界初のAI駆動立法システムを導入したほか、政府サービスを自動化するAI人事アシスタントも導入した。UAE内閣は、グーグルクラウドと提携してサイバーセキュリティー・エクセレンス・センターを立ち上げ、2万人以上の雇用創出およびサイバーセキュリティーのエコシステム強化が期待されている。
2025年は、UAEのアブダビに米国と共同で5ギガワット(GW)規模のAIキャンパス計画を発表した(2025年5月21日記事参照)ことを筆頭に「スターゲートUAE」プロジェクトの開始(2025年5月30日記事参照)など、AIを取り巻く大きな動きが見られた。UAE国内では、2024/2025年度のAI関連投資総額が5,430億ディルハム(約22兆8,060億円、1ディルハム=約42円)を超えた、とも報じられている。
(清水美香)
(アラブ首長国連邦)
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