投資開発庁、国内起業家と海外投資家のマッチングポータルを開設

バングラデシュ投資開発庁（BIDA）は12月3日、バングラデシュの起業家と海外投資家を結びつけるためのマッチングポータルを開設した。投資を受けたい国内起業家は、その準備が整ったプロジェクトを掲載することができる一方、海外投資家は業種別に当該プロジェクトのポートフォリオを閲覧可能となる。仲介業者が関与しないため、直接的かつ透明性の高いマッチングを図れることがアピールポイントになっている。

BIDAのアシック・チョウドリー長官は、マッチングポータルの正式な運用開始について、「過去1年間、多くの国内起業家が海外投資家との接触を求めてBIDAへ問い合わせてきた。他方、海外投資家からも合弁事業に関心を有するバングラデシュのパートナー候補企業を紹介してほしいという依頼があった。今回のマッチングポータルは、これらの要請に応えるため開発されたものだ」と述べ、積極的な活用を促した。

今回のマッチングポータルは、バングラデシュ企業に対する海外からの投資呼び込みを主たる目的としながら、海外投資家がバングラデシュ企業やプロジェクトとより多くの接点を持ち、ビジネス機会の拡大を図る上でも有用となり得る。

（片岡一生）