ジェトロ、ワルシャワで消費者向け日本産食品プロモーションイベント実施
(ポーランド、日本)
ワルシャワ発
2025年10月17日
ジェトロは10月3~4日、ポーランド・ワルシャワ市内のオーガニックマーケットBioBazarにおいて、在ポーランド日系企業などと共同で、日本産食品を対象としたプロモーションイベント「Matsuri」を開催した。
本イベントで、ジェトロは農林水産物・食品 輸出支援プラットフォームの構成員として、茨城県の出展支援を行った。9月にはバイヤー向けに中・東欧向け日本産食品商談会(2025年9月25日記事参照)を実施したが、本イベントでは消費者の日本産食品への認知度を向上させつつ、食味や価格に関するフィードバックも収集することで、今後のBtoBイベントをより効果的に設計することを目的としている。
10月3日と4日の2日間で、約1,200人がブースを訪れた。茨城県のほか、オタフクソースやモッソ・キユーピー・ポーランド(Mosso Kewpie Poland)
などの日系食品メーカーも出展し、計10団体が出展した。ブース出展のほか、茨城県による出展商品のプレゼンテーションも行われた。
茨城県によるプレゼンテーション(ジェトロ撮影)
茨城県ブースでは、焼き芋、さつまいもフレンチフライの販売と、干し芋、大豆ミート、豆腐の試食提供を実施した。現地消費者にとってなじみのない商品だったため、販売商品の売り上げは一定程度にとどまった。一方で試食提供について、県庁担当者は「食味は予想以上に好評であり、価格についてもある程度高単価でも許容され得ることが分かった」と述べた。その上で、「今後は実際に価格をつけてテスト販売も行ってみたい」と、当地における日本産食品の普及に手応えを示した。
出展ブースの様子(ともにジェトロ撮影)
(遠山宗督)
(ポーランド、日本)
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