グジャラート州営工業団地の2025年度割当価格が決定
(インド)
アーメダバード発
2025年10月02日
インド西部グジャラート(GJ)州のグジャラート州産業開発公社(GIDC)は9月22日付の通達で、GIDCが運営する工業団地の2025年度(2025年4月~2026年3月)の区画割当価格を発表した。この価格は9月1日にさかのぼって適用する。
日系企業が多数入居する工業団地については、マンダル工業団地が1平方メートル当たり3,510ルピー(約5,967円、1ルピー=約1.7円)から3,870ルピーに、サナンドII工業団地が4,580ルピーから5,270ルピーにそれぞれ引き上げられた。2024年度は2023年度の割当価格が据え置かれたため、2023年度比ではそれぞれ年率で約5%、約7.3%の上昇となった。なお、サナンドIII(コーラジ)工業団地については、割当価格は発表されていない。
2022年度や2023年度は対前年度比10%の値上げが行われているが(2023年5月9日記事参照)、今回は比較的小幅な値上げにとどまった。サナンドII工業団地はGJ州最大都市のアーメダバードから近く、半導体産業の集積も進みつつあることから、周辺土地価格の上昇率を勘案し、マンダル工業団地よりも高い上げ幅になったとみられる。このほかの工業団地の区画割当価格はGIDCのウェブサイトで確認できる。
(吉田雄)
(インド)
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