「バンコク日本博2025」が開催、過去最高の来場者数を記録

タイ最大級の総合日本展示イベント「バンコク日本博2025」が、8月29～31日にクイーン・シリキット国際展示場で開催された。

本イベントは、日本語学校運営・日本留学支援サポートを行う「ジェイエデュケーション」を中心に構成されるバンコク日本博実行委員会が主催しており、2015年から毎年開催されている。

日本各地の広報や日本留学情報のほか、コンテンツ、コスメ、ファッション、エンターテインメント、トラベル、食などに関するタイ国内での需要創出、日系企業への就職奨励を目的としている。今回は開催10周年を迎え、「出会うたびに日本が好きになる！」をテーマに実施され、3日間での来場者数は約15万人を超え、過去最高を記録した。

会場内は「教育」「就職」「旅行」「食」「ショッピング」「サブカルチャー」「健康＆美容」「文化祭（タイの大学ブース）」にテーマが分かれており、主催者ブース含め、自治体や日本食レストラン、日本企業など397ブース・295団体が出展した。新たな取り組みとして、日本酒に特化した特設会場「KANPAI THAILAND」も設置した。

さらに、同イベント期間中、会場内のステージでは、日本およびタイのアーティストによるライブパフォーマンスや、熊本県のゆるキャラ「くまモン」によるステージイベント、SVリーグのタイ興行開催に合わせたバレーボール選手のトークショーなどが行われ、同イベントの10周年にふさわしい盛り上がりを見せていた。

主催者は、「本イベントを通じて留学や就職活動を通じてタイの若者の人生をつなぎたい。また、変化を恐れず、新しい日本の姿を示していきたい」と今後の展望を述べた。

（若林香奈）