ビジネスフォーラムで、シンガポールとアフリカ2カ国との投資協定発効を発表

(シンガポール、ナイジェリア、コートジボワール、ガーナ)

シンガポール発

2025年08月29日

シンガポールのグレース・フー持続可能性・環境相兼貿易担当相は8月26日、ナイジェリアとコートジボワールとの間で2国間投資協定が発効したと発表した〔2025年8月26日付貿易産業省(MTI)プレスリリース外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます〕。同日から28日にかけてシンガポールで開催された第8回アフリカ・シンガポール・ビジネス・フォーラム(ASBF)の初日に明らかにした。

ナイジェリアとの投資協定は2016年11月に署名された。両国での国内批准手続きが完了し、8月22日に発効した。コートジボワールとの投資協定は2014年8月に署名され、両国での国内批准手続きが完了して、8月26日に発効した(注1)。MTIはプレスリリース(既出)で「ナイジェリアとコートジボワールで事業を行うシンガポール企業は、ナイジェリアとコートジボワールの国内法で既に認められている保護に加え、投資に対する強化された保護を享受できる」と指摘した。

フー持続可能性・環境相兼貿易担当相はASBFで、ナイジェリアとコートジボワールそれぞれとの投資協定が発効し、アフリカ諸国との間で締結した投資協定が7件になったことに言及した上で、「ガーナとの投資協定についても交渉しており、早期に協議を終えることを期待している」と語った。

ASBFで5つの覚書発表

ASBFは、シンガポール企業庁が主催するアフリカとシンガポールのビジネスや政府関係者がネットワークを構築し、機会を探るプラットフォーム。2010年に第1回が開催され、今回で8回目。建造環境や都市問題、スマートシティー、消費者、フィンテック、サプライチェーン、持続可能性、エネルギー転換、カーボンクレジットなどが議論のテーマとして挙がった。

初日には、シンガポールやアフリカの企業などによる5つの覚書(MOU)が発表された。シンガポール企業庁(エンタープライズシンガポール)とガーナ基準局との標準化協力の強化をはじめ、金融サービス、持続可能性、消費分野に関連している(注2)。

写真 第8回アフリカ・シンガポール・ビジネス・フォーラム(ジェトロ撮影)

第8回アフリカ・シンガポール・ビジネス・フォーラム(ジェトロ撮影)

(注1)投資協定本文はMTIのウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで閲覧可能。

(注2)詳細は8月26日付エンタープライズ・シンガポール・メディア・リリース外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます参照。

(注3)シンガポールとアフリカ諸国との近年の経済関係については、2025年7月3日付地域・分析レポート参照。

(朝倉啓介)

(シンガポール、ナイジェリア、コートジボワール、ガーナ)

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