GJ州、地方版バイブラント・グジャラート開催へ

(インド)

アーメダバード発

2025年07月16日

インド国内最大級の投資誘致イベント「バイブラント・グジャラート・グローバル・サミット(VGGS)」の次回開催に先立ち、グジャラート(GJ)州政府は2025年10月から2026年7月にかけて、州内4都市で「バイブラント・グジャラート・リージョナル・カンファレンス(VGRC)」を開催する。次回のVGGSの開催は2026年とみられていたが、2027年に延期となる。VGGSは2003年にナレンドラ・モディGJ州首相(当時)が初めて開催し、これまで10回を重ねてきた。前回2024年1月のVGGSでは、140カ国以上から約6万1,000人が参加し、4万1,299件のプロジェクトに関する覚書が調印されている(2024年1月18日記事参照)。GJ州は、VGGSの地方版となるVGRCの開催を通じて州内各地の強みをアピールし、VGGSの成功を地方レベルで再現したい考えだ。

具体的には、GJ州北部のメーサナで2025年10月9~10日、西部のカッチ・サウラーシュトラ地域のラージコートで2026年1月8~9日、南部スーラトで4月9~10日、中央バドーダラで7月9~10日にVGRCが開催の予定だ。展示・商談会のほか、分野・地域ごとのセミナーやラウンドテーブル、視察ツアーの実施などが検討されている。開催地ごとにテーマが設定され、メーサナでは農産物・食品加工、自動車・同部品、観光、グリーンエネルギー、教育・訓練、航空、製薬、エンジニアリング、ラージコートではセラミック、エンジニアリング、港湾・ロジスティクス、漁業、観光、化学・石油化学、農産物・食品加工、鉱物が重点分野となる見通しだ。GJ州政府の投資誘致機関であるiNDEXTbが全体的なとりまとめを行う。

(吉田雄)

(インド)

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