タイ商務省、WTO協定に基づく農産物5品目の新たな割当基準の見直し案を発表

(タイ)

バンコク発

2025年05月07日

タイ商務省外国貿易局(DFT)は4月29日、WTO協定に基づく農産物5品目(ココナッツ、コーヒー豆、コーヒー製品、コショウ、茶)の新たな割当基準の見直し案について、関係者に対する説明会を開催した(2025年3月21日記事参照)。

見直しの背景は、現行制度は割当量の管理が非効率的だったことから、現状に即した効率的な制度に改正するために、公平な配分、全てのグループに割当取得の機会を確保、手続きの簡素化・事業者の負担軽減、配分量の完全消化の観点からの見直しとなる。2025年4月29日から5月13日まで意見公募外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますが行われている。

なお、新たな基準が適用されるのは、ココナッツは2026年から、コーヒー豆、コーヒー製品、コショウ、茶は2027年からの見通しだ。申請スケジュールや割当の返還および返還理由の申告、第1回の配分比率、配分方法、割当の使用義務は、添付資料表を参照のこと。

(須田善也)

(タイ)

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