米USTR、米国に負担強いる外国の医薬品研究開発、販売価格に関するパブリックコメント募集

(米国)

ニューヨーク発

2025年05月28日

米国通商代表部(USTR)は5月23日、米国の患者がグローバルな医薬品研究開発の過大な負担を強いられる結果となる不合理または差別的な行為、政策、慣行に関して、パブリックコメントを募集すると発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。ドナルド・トランプ大統領が5月12日に発表し、医薬品価格の引き下げを目的とした「最恵国待遇の処方薬価格を米国の患者に提供する」と題する大統領令に基づく(2025年5月14日記事参照)。

USTRが発表した官報PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)によると、提出するコメントには、対象となる外国・経済圏や、行為、政策、慣行のほか、その行為などが不合理または差別的である理由、外国で医薬品の価格を公正な市場価値未満に抑えることなど、どのように米国の患者がグローバルな医薬品研究開発の負担を強いられているかについて、明記する必要がある。

コメントはUSTRのポータルサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(USTR-2025-0011)から提出する。締め切りは6月27日となっている。

(赤平大寿)

(米国)

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