大連市、2025年自動車買い替え補助細則を公布

中国の大連市は2月17日、「2025年大連市自動車買い替え補助実施細則」を公布した。同細則は、中央政府が発表した「2025年大規模設備更新と消費品買い替えの支援強化」（2025年1月16日記事参照）と「2025年の自動車買い替えの着実な遂行の通知」に基づいて策定したもので、2月17日から12月31日までの実施となる。策定機関は大連市商務局をはじめとする同市の発展改革委員会、公安局、財政局、市場監督管理局、国家税務総局大連市税務局で、大連市商務局が統括管理窓口となる。

個人消費者が1月1日～12月31日に、本人名義の乗用車を買い替えた場合に補助対象としている。必須条件は購入価格5万元（約105万円、1元＝約21円）以上、車のナンバー取得済み、非営業用途などとなっている。補助額は、新エネ車への買い替えに1万5,000元、ガソリン車への買い替えに1万3,000元を一括補助する。その他、新エネ車の範囲や、旧車保有期間などの要件も明確化した。

補助申請手順は、個人消費者が中国銀聯の電子決済システム「雲閃付（QuickPass）」アプリを登録した上で、アプリ上の「政府促進消費」の「大連自動車買い替え補助」の項目から申請する。大連市商務局が集計審査した後、市財政局を経由して申請者へ補助金が支給される。

（李穎）