イラン暦1403年10月のCPI上昇率は前年同月比31.8%、食品は27.3%上昇

(イラン)

テヘラン発

2025年02月10日

イラン統計センターは1月22日、イラン暦1403年10月(西暦2024年12月21日~2025年1月19日)の消費者物価指数(CPI)上昇率が前年同月比31.8%、直近12カ月間では32.0%と発表した。

項目別の上昇率を前年同月比でみると、上昇率が最も高かったのは「商品・サービス」の41.7%で、次いで「住宅、水道、ガス、電気など」が37.9%、「教育」が33.9%、「運輸」が30.0%、「ホテル・レストランなど」が28.9%だった(添付資料表1参照)。また、「食品・飲料」は27.3%で、特に「野菜」が65.9%と高い上昇率となった。

さらに、同センターは1月29日、イラン暦1403年10月の食品の価格上昇率を発表した。

品目別では、レモン(前年同月比77.6%)やバター(65.8%)が高く、果物ではオレンジが39.5%、バナナが34.9%となった。また、バター以外の乳製品ではクリームが43.8%、ヨーグルトが30.8%、牛乳が27.0%となっている(添付資料表2参照)。

(鈴木隆之、マティン・バリネジャド)

(イラン)

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