12月の消費者物価、前年同月比1.9%上昇

(韓国)

ソウル発

2025年01月10日

韓国企画財政部は12月31日、同月の消費者物価が前年同月比で1.9%上昇し、食料品やエネルギー類を除いたコア物価は1.8%上昇したと発表した(添付資料表1参照)。消費者物価上昇率は9月から4カ月連続で1%台を維持した。

品目別にみると(添付資料表2参照)、農畜水産物の上昇率は、野菜類の価格上昇などにより、前年同月比2.6%だった。石油類は、通貨ウォン安ドル高や前年同月の国際原油価格が下落していたことの反動により、前年同月比1.0%と上昇に転じた。個人サービスの上昇率(2.9%)は、外食(2.9%)や外食以外のサービス(2.8%)を含め、前月と同水準の上昇率だった。

また、企画財政部は、2024年通年の消費者物価指数(CPI)が前年比2.3%の上昇と、2023年(前年比3.6%上昇)よりも上昇幅が縮小したと発表した。同部は併せて、2025年の消費者物価上昇率は2024年よりも低下する見通しだとした。

(橋本泰成)

(韓国)

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