米ウェイモ、ウーバーとの提携拡大でオースティンとアトランタへ
(米国)
サンフランシスコ発
2024年09月26日
米グーグルの親会社アルファベット傘下で無人自動運転タクシーを手掛けるウェイモ(本社:カリフォルニア州マウンテンビュー)と配車サービス大手ウーバーは9月13日、両社間の提携を拡大し、2025年初頭からテキサス州オースティンとジョージア州アトランタで、ウーバーアプリを通じた配車サービスの提供を発表した。両社は2023年5月から提携を開始し、アリゾナ州フェニックスでは既にウーバーとウーバーイーツのアプリを通じたウェイモの配車サービスを提供している(2023年6月1日記事参照)。
今回の提携拡大では、ウーバーはウェイモの無人運転車両を管理し、配車サービスを担当する。ウェイモは完全自動運転システム「ウェイモドライバー」の管理や試験、運用、さらには、運行中の予期しない状況に対応するサポート機能を担当する。使用する車両はジャガー・アイペースの電気自動車(EV)で、ウーバーX、ウーバーグリーン、ウーバーコンフォート、ウーバーコンフォートエレクトリックをアプリで選択すると、ウェイモ車両が利用可能になる。
オースティンでは既に、ウェイモが従業員向けに完全自動運転配車サービスを提供しているが、数週間以内に同社のウェイモ・ワンアプリを通じて、一部の顧客向けにもサービス提供を開始し、2025年以降はウーバーのアプリのみでのサービス提供へ移行する予定だ。アトランタでは、2025年初めからウーバーアプリを通して一般乗客へのサービスを提供する予定だ。
なお、ウェイモは現時点で、サンフランシスコ、フェニックス、ロサンゼルスでウェイモ・ワンアプリを通じて週に10万件以上の商業配車サービスを提供している(2024年1月19日記事、2024年8月7日記事参照)。
(松井美樹)
(米国)
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