韓国銀行、12会合連続で基準金利を3.50％に据え置き

韓国銀行（中央銀行）は7月11日、金融通貨委員会を開催し、基準金利を現行の水準（3.50％）に据え置くと発表した（2024年5月24日記事参照）。基準金利の3.50％据え置きは2023年2月以降、12会合連続。同行は基準金利を据え置いた理由などについて、次のように説明している。

• 物価上昇率（注）が低下し、農産品や石油類を除いたコア物価の上昇も前月と同じ水準を維持しているものの、依然として国際原油価格や農産物価格などの影響を見定めていく必要がある。
• 為替レートや首都圏の住宅価格、家計負債などの動きを綿密にチェックしつつ、今後の利下げ時期などを検討していく。

（注）2024年6月の消費者物価は前年同月比2.4％上昇（2024年7月3日記事参照)。

（花輪夏海）