韓国銀行、11会合連続で基準金利を3.50%に据え置き

(韓国)

ソウル発

2024年05月24日

韓国銀行(中央銀行)は5月23日、金融通貨委員会を開催し、基準金利を現行の水準(3.50%)に据え置くと発表した(2024年4月15日記事参照)。基準金利が3.50%で据え置かれるのは、2023年2月以降11会合連続。同行は、基準金利を据え置いた理由について、次のように説明している。

  • 消費者物価上昇率(注)は低下傾向にあり、農産品や石油類を除いたコア物価の上昇率も鈍化したが、国際原油価格や為替レートの動き、農産物価格の推移など、依然として不確実性が高く、物価が目標水準で安定すると確信するのは時期尚早だ。
  • 消費者物価上昇率や経済成長率の推移、金融リスク、家計負債の増加、主要国の通貨政策運用の違い、地政学的なリスクなどを綿密にチェックしていく必要がある。

(注)直近の2024年4月の消費者物価指数は前年同月比で2.9%上昇した(2024年5月7日記事参照)

(花輪夏海)

(韓国)

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