インド鉱山省、アルミ・アルミ合金・銅の対象品目へのBIS強制認証義務化をさらに6カ月延期

(インド)

ニューデリー発

2024年05月24日

インド鉱山省は5月3日、汎用(はんよう)のインゴットや鋳物などのアルミニウム、アルミニウム合金製品に対するインド標準規格(BIS、注1)の「品質管理通達(Quality Control Order:QCO)」の施行日を2024年12月1日に6カ月延期すると発表PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)した。同省は当初、同品目に対するBISの強制認証の施行日を2023年12月1日としていたが、その後6カ月間の延期を発表し(2023年12月8日記事参照)、今回の通達によって再延期となる。また、同省は5月3日、銅製品に対するBISの強制認証についても、同様の通達PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を発出し、施行日を2024年12月1日に再延期した。

なお、商工省産業国内取引促進局(DPIIT)は、銅製の線材や銅線などの指定品目に対するBISの強制認証について、2023年10月20日付通達の代わりとして、新たに2024年4月25日付品質管理通達PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を発行している。同通達の施行日は2024年10月19日となっている(注2)。

(注1)BISは、インド標準規格局という組織を指すが、インド標準規格(IS)自体も広くBISという略称で呼ばれている。

(注2)ただし、小規模企業の場合は2025年1月19日、零細企業の場合は2025年4月19日に施行となる。BISの概要はジェトロの2024年2月付調査レポートで、対象品目の確認方法などは2024年3月18日付地域・分析レポートで参照できる。

(広木拓)

(インド)

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