山東省青島市で「ジャパンフェスティバル」開催

(中国、日本)

青島発

2024年04月02日

中国の山東省青島市で、日中両国の民間文化交流を主眼とする「Japan Festival(ジャパンフェスティバル)青島 2024」外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますが3月23~24日の2日間にわたって開催された。2022年に日中国交正常化50周年を契機に始まったもので、2021年の重慶市を皮切りに、海南省海口市、遼寧省瀋陽市、湖北省武漢市、雲南省昆明市(2023年2月16日記事参照)と、中国の各地で開催されている。

青島での開催は、青島日本人会会長を実行委員長とする「Japan Festival 青島実行委員会」が主催者となり、日本アジア共同体文化協力機構が全面支援して実現した。開催会場には、青島市書記(当時)の提唱で設立された投資・ビジネス交流を目的とする対日本専用施設「青島日本国際ビジネスハブ」(2020年6月1日記事参照)が選ばれた。日系企業を中心に15ブースが出店し、お好み焼きや牛丼、泡盛といった日本らしい飲食の提供や、けん玉など日本の遊び文化の紹介、日本留学といった各種関連情報の発信が行われた。併せて、施設が所在する西海岸新区政府と日系企業の間での経済交流会や、青島日本人会による日中平和友好条約締結45周年記念植樹式が開催された。ほかにも、日本語レッスン体験サロン、日本語カラオケ大会、日本アイドルによるオンライントークライブ、青島市西海岸新区サッカーチームの日本人監督による講演・体験会など、幅広いイベント、ステージ企画が同時に行われた。

期間中、日本語を学習する大学生や日系企業職員、サッカー好きの小学生、日本人駐在員とその家族・友人といった幅広い来場者でにぎわいを見せた。

写真 屋外ブースが集まる会場の入り口(ジェトロ撮影)

屋外ブースが集まる会場の入り口(ジェトロ撮影)

(吉川明伸)

(中国、日本)

ビジネス短信 e0a8e474b220d086