日本政府、インドからの訪日客向けのオンラインでのビザ申請を開始

日本政府は4月1日から、インドなどからの訪日観光客のビザについて、オンラインでの申請受け付けを開始した。対象となるのは、90日以内の観光を目的とする短期滞在の一次査証で、航空機を利用した渡航者に限られる。インドについては、代理申請機関を通じて受け付ける。具体的な申請方法については、在インド日本大使館のホームページで日本語と英語で公表されている。

日本政府観光局が公表した訪日外客統計によれば、2024年2月におけるインドからの訪日者数は1万人に上り、前年同月比41.8％増だった。一般的に、インドにおける2月は海外旅行需要の低下する時期でありながらも、デリーなどからの直行便に加えて経由便の利便性向上などの影響もあってか、新型コロナ禍前と比べても拡大傾向にある。

今回、観光ビザのオンライン申請が可能となったことで、さらなるインドからの訪日観光客拡大が期待される。

（深津佑野）