ジェトロ、食品や農産物に関する米国有機執行強化（SOE）のセミナー動画公開、規則への対応方法など解説

ジェトロは3月22日、米国向けに輸出を行う国内製品製造業者などを対象としたセミナー「米国有機執行強化（SOE：Strengthening Organic Enforcement）」を開催した。米国食品医薬品局（FDA)や米国農務省（USDA）などの食品関連規制を専門とするビジネスアドバイザーのエウレカ・グローバル・ソリューションズ（Eureka Global Solutions LLC）の代表取締役社長のボイド敏子氏を講師に招き、SOEの概要や手続きなどについて解説した。

SOEは、米国で近年急成長している有機製品市場の透明性・信頼性を保つため、2023年1月にUSDAの国家有機プログラム（NOP）により最終規則が公表された。SOE規則の制定は、特にUSDAの有機認証マークに対する信頼を高めることを目的としており、1990年に有機食品生産法が施行されて以来、有機規制に対する最大の改定となった。

今回のセミナーでは、同規制が施行された背景と目的、新規則の主な内容、監査に備えた対応方法などについても解説した。有機認証マークを現在所持している、または今後取得を検討している事業者には、一度目を通すことが推奨される内容となっている。

ジェトロのセミナーセミナーのページでオンデマンド配信中。説明資料も同ページからダウンロードできる。

（濱津草太）