2023年の日本の農林水産物・食品輸出額、香港向けは前年比13.4％増で過去最高額

日本の農林水産省が1月30日に公表した「農林水産物輸出入情報」によると、2023年の香港向け農林水産物・食品の輸出額は前年比13.4％増の2,365億円で、過去最高額となった。

国・地域別では中国に続く2位だった（添付資料表参照）。輸出先の上位10カ国・地域のうち、前年比の増加幅が韓国に続く2番目の大きさとなった。

香港向けの輸出を品目別にみると、真珠（製品を含む）が前年の2.0倍の447億円と最大だった。ほかにも、ホタテ貝（調製、1.5倍、141億円）、たばこ（1.8倍、56億円）などが前年比大幅に増加した。

特に大きく増加した真珠については、2023年春に香港で国際見本市が4年ぶりに開催されて以降、高品質で人気の日本産真珠の需要が喚起されたことが主な増加要因とみられる。

（山崎裕介）