韓国銀行、9会合連続で政策金利を3.50%に据え置き

(韓国)

ソウル発

2024年02月28日

韓国銀行(中央銀行)は2月22日、金融通貨委員会を開催し、政策金利を現行の水準(3.50%)に据え置くと発表した(2024年1月12日記事参照)。政策金利を3.5%に据え置くのは、2023年2月以降、9会合連続。

同行は政策金利を据え置いた理由などについて、次のとおり説明した。

  • 最近、物価上昇率(注)の鈍化傾向が続いている。しかし、消費者物価の目標水準(2.0%)で物価が安定すると確信するのは時期尚早だ。また、国内外の政策方向性の不確実性も高い。
  • 韓国の家計負債の増加や、主要国の通貨政策、地政学的リスクなどを引き続き綿密にチェックしていく必要がある。

(注)1月の消費者物価指数は前年同月比2.8%上昇(2024年2月6日記事参照)。

(橋爪直輝)

(韓国)

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