1月の消費者物価、前年同月比2.8%上昇

(韓国)

ソウル発

2024年02月06日

韓国企画財政部は2月2日、1月の消費者物価が前年同月比で2.8%上昇し、農産品や石油類を除いたコア物価は2.6%上昇したと発表した(添付資料表1参照)。消費者物価の前年同月比の上昇率は3カ月連続で縮小した。

品目別では(添付資料表2参照)、12月から果物類の価格上昇が続いたことに加え、寒波などの影響で野菜価格も上昇し、農畜水産物の上昇率は前年同月比8.0%と、前月(7.7%の上昇)よりも上昇幅が拡大した。石油類は引き続き下落(前年同月比5.0%の下落)したものの、国際原油価格の上昇が時差を置いて影響し、1月中旬以降は上昇している。個人サービスは、前年同月比4.3%上昇となった外食をはじめとして、引き続き上昇傾向にあるものの、上昇幅は2カ月連続で縮小し、前年同月比3.5%の上昇だった。

(花輪夏海)

(韓国)

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