2023年の日本のアフリカへの輸出額は前年比10%増、輸入額は同23%減

(アフリカ、日本、南アフリカ共和国)

調査部中東アフリカ課

2024年01月26日

日本の財務省が1月24日に発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした2023年の貿易統計の速報値によると、2023年の日本のアフリカへの輸出額は前年比10.0%増の1兆3,991億円で、同年の輸出額(速報値、円貨ベース)は1985年以降、最多となった。輸入額は前年比23.4%減の1兆5,172億円で、アフリカとの貿易収支は1,180億円の赤字になっている。近年のアフリカと日本との貿易については次のとおり。

  • 2023年:輸出1兆3,991億円、輸入1兆5,172億円
  • 2022年:輸出1兆2,718億円、輸入1兆9,808億円
  • 2021年:輸出1兆554億円、輸入1兆5,310億円
  • 2020年:輸出8,481億円、輸入9,216億円
  • 2019年:輸出9,838億円、輸入9,175億円

国別では、日本から南アフリカ共和国向けの輸出額が前年比14.1%増の3,525億円、日本の南アからの輸入額が同22.3%減の1兆220億円だった。その他の国別の貿易額、品目別の貿易額の確報値は1月30日に財務省ウェブサイトで公開予定だ。

なお、2023年上半期の日本からアフリカへの輸出は前年同期比8.7%減、輸入は同7.7%減だった(2023年8月1日記事参照)。

また、日本から世界全体への輸出額は前年比2.8%増で、初めて100兆円を超える100兆8,866億円、日本の世界からの輸入額は7.0%減の110兆1,779億円で、9兆2,914億円の貿易赤字になった。中東への輸出額は前年比27.7%増の3兆5,520億円、中東からの輸入額は前年比15.1%減の13兆2,535億円だった(2024年1月15日記事参照)。

(井澤壌士)

(アフリカ、日本、南アフリカ共和国)

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